【労働】無制限残業の温床「36協定」見直し 労働者はラクになるのか
◆無制限残業の温床「36協定」見直し 労働者はラクになるのか
安倍首相を議長に、関係閣僚や有識者を交えて9月にも発足するとみられる「働き方改革実現会議」──。
そこで議題に上ることになったのが、“36(サブロク)協定”の見直しだ。36協定とは、使用者(会社)と労働者の代表(労働組合)が協定を締結しさえすれば、「1か月45時間」という厚生労働相の告示で定められている残業時間の上限を超えて、実質無制限に働かせることができる労働基準法の“抜け道”のことである。