【研究】「ヒトの髪の毛は個人の食生活を記録している重要な資料」 現代日本人の食生活を髪の毛の安定同位体で分析
総合地球環境学研究所陀安一郎教授、ふじのくに地球環境史ミュージアム日下宗一郎主任研究員、京都大学湯本貴和教授、東京大学総合研究博物館米田穣教授らの研究グループは、1305 人の現代日本人の毛髪を採取し、安定同位体分析を用いた食性解析によって食性の地域差を調査した。人類はこれまで世界各地で地域固有の食文化を発展させてきたが、ライフスタイルの西洋化やグローバルに食料流通が行われるようになったことで、今後、地球規模に食性パターンが均質化していく可能性がある。