【歴史】「中国や朝鮮半島からの先進文化などが伝わる海路の要衝だった」 兵庫・淡路で出土、弥生時代の青銅祭器「松帆銅鐸」の謎に迫る
兵庫県南あわじ市で昨年4月に出土した弥生時代の青銅祭器「松帆銅鐸(どうたく)」を学ぶ歴史講座が24日、洲本市文化体育館であった。研究の中核を担う奈良文化財研究所(奈良市)前埋蔵文化財センター長の難波洋三さん(61)が講演し、地域住民ら約250人が聞き入った。同銅鐸は瀬戸内海沿いの南あわじ市松帆地区で採取したとみられる土砂から7個が見つかり、紀元前3~前2世紀のものと推定される。