【国際】9・11法案、米議会が再可決 オバマ大統領の拒否覆す テロに関与した外国政府に対して遺族が訴訟を起こすことを認める法案
米同時多発テロの遺族らがサウジアラビアなど外国政府に損害賠償を求めることを認める法案をめぐり、米議会は28日、3分の2以上の賛成多数で再可決し、オバマ大統領が発動した拒否権を覆した。拒否権が覆されたのはオバマ政権で初めて。法案はまず5月に上院、今月9日には下院でそれぞれ可決された。しかし、サウジ政府との関係を損なうことや、海外で米国に対する訴訟が頻発するきっかけになることを懸念したオバマ氏が23日に拒否権を発動していた。