【社会】廃棄カツ転売、業者認める=約100社が消費者に販売-名古屋地裁
カレーチェーン「CoCo壱番屋」の廃棄ビーフカツが横流しされた事件で、詐欺などの罪に問われた製麺業「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の元実質経営者、岡田正男被告(79)の初公判が31日、名古屋地裁(鵜飼祐充裁判官)であり、岡田被告は起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、産業廃棄物処理会社「ダイコー」(愛知県稲沢市)会長大西一幸被告(76)=詐欺罪などで公判中=から岡田被告が廃棄カツを入手し、さらに転売が繰り返され、「消費者に直接販売した業者は100社近くに及んだ」と指摘した。