【社会】過労死を繰り返す電通、残業の上限を超えないように「自己啓発のため語学の勉強をしていた」などと報告する仕組みだった
10月 69.9時間、11月 69.5時間、12月 69.8時間-。電通の新入社員高橋まつりさん=当時(24)=が、昨年12月に過労自殺するまでの3カ月間に会社に申告した残業時間だ。いずれも、労使協定に基づいて残業ができる月70時間ギリギリだった。高橋さんは上司から
「君の残業時間の二十時間は会社にとって無駄」「今の業務量でつらいのはキャパがなさすぎる」と言われていたという。