【日銀】指値オペ、初めて実施 中短期金利の急上昇に対応
日銀は17日、9月に導入を決めた特定年限の金利をコントロールする指値オペを初めて実施した。対象は2年債と5年債。トランプ相場による米金利急上昇で国内にも金利上昇圧力がかかり始めており、日銀の金利コントロール力に市場の注目が早速集まる局面となっている。日銀は9月の金融政策決定会合で、国債買い入れの目安として短期金利をマイナス0.1%、長期(10年債)金利をゼロ%程度で維持する「イールドカーブコントロール(YCC)」を打ち出し、年間80兆円の量による従来買い入れ方針を副次的な目安に格下げ。