【田村秀男氏】中国もビビる西側の対露金融制裁の威力 次期トランプ政権も継続を
ウクライナ侵略戦争を続けるロシアに対する西側の金融制裁がここへきてやっと威力を発揮してきた。グラフはロシアの短期市場金利と通貨ルーブルの対ドル相場の推移である。2022年2月24日、ロシア軍がウクライナへの侵攻を始めると、ルーブル相場は急落、短期金利は高騰し、ロシアの金融市場は激しく動揺した。米欧日がロシアの多くの金融機関を、ドル本位の国際資金決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出すなど金融制裁に踏み切ったからだ。