【社会】電通・過労死問題、厚労省審議官「是正勧告してきたが、企業が変わらず反省」
全国の労働局長が集まる会議が14日、厚生労働省で開かれ、岡崎淳一厚生労働審議官が冒頭、昨年12月に電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺していたことを念頭に「各事業所に是正勧告をしてきたが、企業そのものが変わっていなかった。われわれの反省すべき課題だ」と述べた。電通は高橋さんが亡くなる前の平成22年8月~27年8月、労使協定(三六協定)の上限を超える残業を社員にさせていたとして、中部支社(名古屋市)、関西支社(大阪市)、東京本社が地元の労働基準監督署から是正勧告を受けている。