【技術】小型ドローンをハチの代わりに使ってユリの花を人工授粉 産総研・つくば
昆虫サイズの小型ドローンと特殊なジェルを使って、人工的にユリの花に授粉することができたとの研究成果を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)のチームが9日付の国際科学誌電子版に発表した。農作物の受粉に必要なハチは世界的に減少しているとされ、大きな問題になっている。実用化にはまだ技術的課題があるが、チームの都英次郎・産総研主任研究員は「将来的には人工知能(AI)などを活用して、本物のハチの代わりに授粉するものを作りたい」としている。