【奈良】「大和王家と関わり深い」 ヒエ塚古墳後円部、直径70メートル…邪馬台国の女王「卑弥呼の墓」説ある箸墓古墳と同時代の築造
新たに確認された墳丘の裾を示す基底石と周濠=奈良県天理市萱生町のヒエ塚古墳で、矢追健介撮影
天理市萱生(かよう)町の前方後円墳「ヒエ塚古墳」の後円部が、想定より10メートル大きい直径70メートル規模であることが分かり16日、同市教委が発表した。古墳の全体像の解明につながる成果という。ヒエ塚古墳は、邪馬台国(やまたいこく)の女王、卑弥呼(ひみこ)の墓との説もある箸墓(はしはか)古墳(桜井市、全長280メートル)とほぼ同じ古墳時代前期前半(3世紀後半~4世紀初め)の築造。