【大阪地裁】引きずり死に殺人罪、殺意を認定し運転手に懲役10年の判決
トラックで自転車の男性をはねた後、160メートル超にわたり引きずって殺害したとして、殺人や道交法違反(ひき逃げ)などの罪に問われた大阪府高槻市の運転手横井大輔被告(25)の裁判員裁判で、大阪地裁は1日、争点となっていた殺人罪の成立を認めた上で懲役10年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。弁護側は「走行中に人の声は聞こえず、引きずっているとは思わなかった」と主張したが、遠藤邦彦裁判長は判決理由で「自転車の音には気付いており、被害者も引きずっているかもしれないと認識するのが自然だ」と判断。