【裁判】神経症の40代長男殺害で父親に猶予判決 大阪地裁「同情の余地ある」
大阪府枚方市の自宅で平成28年、長男=当時(42)=を殺害したとして、殺人罪に問われた父親の八木昭彦被告(74)に対する裁判員裁判の判決公判が24日、大阪地裁で開かれた。西野吾一裁判長は「経緯や動機に同情できる余地がある」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役6年)を言い渡した。西野裁判長は、神経症を患っていた長男が、両手足が不自由で寝たきりの八木被告の妻に対し、親族に金の無心をするよう複数回にわたって要求し、暴行を加えていたと指摘。