【那須雪崩】発生10秒程度で訓練付近に到達、時速5、60キロ前後、木造建物が大きく壊れる強さ、発生してから逃げるのは難しい
先月27日、栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩は、警察のこれまでの現場検証で少なくとも長さ160メートルにわたって流れ下ったことがわかっているほか、研究機関の現地調査では、新たに積もった30センチほどの雪の層が崩れる「表層雪崩」だったと見られています。名古屋大学大学院の西村浩一教授は、こうした結果に加えて斜面の細かい地形、それに、崩れた雪の量などのデータを基に雪崩の動きをシミュレーションしました。