【社会】天下り温床の“身内意識”丸出し OB用庁舎入構フリーパス「文部科学省先輩証」の仰天! ネーミングセンスはゼロ
紙一枚で自由に出入りできたとは、あきれるほかない。文科省の組織的天下り斡旋(あっせん)問題に関連して、同省OBの入構証「文部科学省先輩証」の存在が明らかになった。同省では、OBによる斡旋に違法性はないとの認識で、人事課OBを介した組織ぐるみの違法行為が続いていた。「先輩証」は今年3月末で廃止されたものの、心情的なつながりを示す「先輩」を正式名称に使う感覚は、問題の原因となった“身内意識”の強さの表れといえそうだ。