【ADB総会閉幕】中国主導のAIIBと連携強化へ ADBだけでは資金供給賄えず 「一帯一路」にも「協力の余地がある」
横浜市で開かれていたアジア開発銀行(ADB)の年次総会は7日、民間の金融機関との協調融資の拡充や貧困の削減などの運営方針を確認して、閉幕した。中尾武彦総裁は閉幕後の記者会見で、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)と連携を強化していく方針を示した。ADBが民間やAIIBと協力を深めるのは、ADBだけではアジアでのインフラ(社会基盤)整備に対する資金供給を賄えないためだ。