【裁判】国歌不起立、元教諭の停職処分「重い」と取り消し 「強制反対」トレーナー着用の元教諭は請求退ける 東京地裁
東京都立養護学校の元教員の女性2人が、国歌斉唱時に起立しなかったことを理由に受けた懲戒処分は不当に重いとして、都に懲戒処分の取り消しと、1人300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。清水響裁判長は1人について「停職6カ月の処分は不当に重い」とし、処分を取り消した。もう1人については不起立のほか勤務中に「強制反対 日の丸 君が代」などと書かれた服を着ていたことなどを考慮し、「処分は妥当だった」として訴えを退けた。