【米国】1954年死去の日系1世に弁護士資格 当時人種差別で取得できず
1903年に米国に渡り、ロースクールを卒業したにもかかわらず人種差別的な当時の法律を理由に弁護士の資格を認められなかった日系1世藤井整氏=54年死去=に対し、カリフォルニア州最高裁は25日までに資格を認める決定を出した。担当弁護士によると、死後にこうした資格が認められるのは極めて異例。山口県出身の藤井氏は11年に南カリフォルニア大学で法学を修めたが、当時の連邦法はアジア系の米国籍取得を認めておらず、カリフォルニア州を含む多くの州は外国人が法律家として勤務することを禁じていた。