【静岡】静岡県産一茶「異例ずくめ」 生育遅れ、商機を逸す
静岡県内の一番茶生産は27日までにほぼ終了した。今期は生産も取引も異例ずくめの展開になった。天候不順で生育が遅れ新茶商戦を逃した後も収量が伸びず、年間売り用の相場も高止まりし、生産者にとっても製茶問屋など流通業者にとっても厳しさが増した。一番茶の生産量は過去最低水準となることが確実視されている。■破格1キロ108万円
4月24日に静岡茶市場(静岡市葵区)で行われた新茶初取引で、JA富士宮の手もみ茶1キロに、富士宮市の茶商が108万円をつけて話題になった。