【裁判】東電元幹部は津波を予見できたか 強制起訴30日初公判…事故前に防潮堤図面はあり
未曽有の被害を出した東京電力福島第一原発の事故をめぐり、避難中に死亡した人らへの業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の初公判が30日、東京地裁で開かれる。事故の刑事責任が裁判で争われるのは初めて。東電が事故前に図面で検討した防潮堤建設をめぐる社内の議論も焦点の一つになる。■裁判、1年超見通し
強制起訴されたのは元会長の勝俣恒久(77)、いずれも元副社長の武藤栄(66)、武黒一郎(71)の3被告。