【裁判】原発事故で刑事責任争う 東電旧経営陣きょう初公判
福島第一原子力発電所の事故で、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴された、東京電力の旧経営陣3人の初公判が30日、東京地方裁判所で開かれ、3人は無罪を主張する方針です。原発事故の刑事責任を争う裁判は初めてで、巨大な津波を予測できたかどうかなどが争点になります。東京電力の勝俣恒久元会長(77)、武黒一郎元副社長(71)、武藤栄元副社長(67)の3人は、原発事故をめぐって検察審査会に「起訴すべき」と議決され、去年2月、検察官役の指定弁護士に強制的に起訴されました。