【岡山地裁】内視鏡検査で直腸に1センチの穴、賠償命令 病院側の過失認める
岡村一心堂病院(岡山市東区西大寺南)で大腸の内視鏡検査を受けた際、医師の過失で直腸に穴が開いたとして、同市の男性(68)が、病院を経営する社会医療法人(同所)に慰謝料など計約261万円の損害賠償を求めた訴訟で、岡山地裁は11日、病院側の過失を認め、約74万円の支払いを命じた。病院側は過失がないと主張していたが、善元貞彦裁判長は判決理由で「内視鏡の位置や状態を十分に確認しないまま操作をした医師の過失により、直腸に穴が生じた」と述べた。