【研究不正】渡辺教授「国際基準では不正にあたらぬ」東京大学
東京大学は1日、分子細胞生物学研究所の渡辺嘉典教授らが執筆し、国際科学誌に掲載された論文5本に、画像の捏造(ねつぞう)など研究不正があったとする調査結果をまとめ、発表した。発表によると、不正をしたと認定されたのは、生殖細胞の減数分裂の研究で知られる渡辺教授と、研究室にいた丹野悠司元助教。東大科学研究行動規範委員会は、渡辺教授らが執筆した英科学誌ネイチャーなどに掲載された5本の論文で、グラフや画像の捏造が6カ所、改ざんが10カ所あったとし、論文の撤回や修正を勧告する。