【社会】余命知りたいが「告知なし」4割…進行がん患者 厚労省調査
がん治療について余命を知りたいと思っていたが、医師から聞いていない人が、進行がん患者の4割に上ることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。人生の最終段階における医師と患者のコミュニケーションの難しさが改めて浮き彫りとなった。調査は2009年~14年、国立がん研究センター中央病院(東京)、東病院(千葉)に通院・入院中で、1週間以上前に抗がん剤治療の中止を伝えられた192人に、医師とのコミュニケーションに関する質問を行い、106人から回答を得た。