【琉球新報】国旗国歌や愛国心教育を前面 来年度那覇地区の道徳教科書 市民団体「政治的中立損なう」
2018年度から小学校で使用される道徳教科書の教科書採択で、沖縄県の那覇市、浦添市、久米島町、北大東村、南大東村の5市町村で構成する那覇地区で、愛国主義的傾向の強い教育出版(東京)の教科書を採択していたことが、8日までに関係者らへの取材で分かった。教育出版の道徳教科書は、他社と比べ突出した文量の国旗・国歌に関する記述や、安倍晋三首相ら現役政治家の写真を掲載するなど、政治的中立性などの観点で市民団体から批判が挙がっている。