【経済】土地相続、登記されず塩漬け 相続人特定に膨大なコスト…推計で九州より広い410万㌶
2017年8月19日11時11分
名義人の死亡後も相続登記されないなどして、所有者が不明になる土地が広がっている。有識者でつくる所有者不明土地問題研究会(座長・増田寛也元総務相)の推計では、所有者が分からなくなっている可能性がある土地の総面積は、九州よりも広い約410万ヘクタールに達する。不動産登記は義務ではないため、相続登記されずに何十年も放置されると、子から孫、ひ孫の代へと相続権を持つ人がどんどん増え、売買などが事実上できない「塩漬け」の状態になりやすい。