【60年ぶり改定】障害年金の「差し引き認定」 国が見直し 現在の障害等級と年金の等級とが一致に
障害年金の制度で不合理だと指摘されていた認定基準を、国がきょうから改定しました。大阪の男性の訴えが、国に重い腰を上げさせました。先天性の脳性まひで両足が不自由だった男性(36)は、11年前に交通事故に遭い、障害等級が、それまでの「2級」から最も重い「1級」に変更されました。国は、体の同じ場所に別々の原因で障害を負った場合、新たに負った障害の程度から元々の障害を引き算して適用する「差し引き認定」という仕組みを設けていますが、法律の根拠はありません。