【地震】大地震3千年に1度…熊本の断層「日奈久区間」
昨年4月の熊本地震を引き起こした活断層につながり、昨年の地震では動かなかった断層区間で、約3000年に1度の間隔で大地震が繰り返し起こっていたとの調査結果を、産業技術総合研究所の研究チームが8日に発表した。同研究所の宮下由香里・活断層評価研究グループ長は「今後も注意が必要だ」と警戒を促している。大地震が繰り返し起きていたのは、熊本県益城(ましき)町から八代海に至る日奈久(ひなぐ)断層帯(約81キロ・メートル)のうち、同県宇城(うき)市と芦北町の間の「日奈久区間」(約40キロ・メートル)。