【小田急沿線火災】延焼、電車動けず 火元真横、乗客誘導 避難完了まで20分、対応検証
東京都渋谷区で小田急小田原線沿いの建物から出火し、緊急停止した電車に燃え移った10日の火災で、車掌が乗客を避難させるため「後ろに来てください」と車内アナウンスしていたことが、小田急電鉄への取材で分かった。電車の後方に火災現場があり、一部の乗客がその真横を通って避難する形になった。乗務員や消防、警察はそれぞれ危険回避に動いたが、運輸司令所が情報収集に忙殺されるなどして連携がうまくいかず、大きな被害を招きかねない事態に陥った。