【裁判】「血液1滴でがん診断」のバイオチップ特許めぐり法廷闘争勃発 ベンチャー企業が元共同研究者の大学准教授と対立
一滴の血液でがんの有無を診断できるとして注目されるバイオチップ「プロテオ」が法廷闘争に持ち込まれた。医療ベンチャー「マイテック」(神戸市)が、共同研究者だった昭和大学医学部の伊藤寛晃准教授に対し、チップの発明で特許権を共有していないことの確認を求めて東京地裁に提訴したのだ。多くの命を救う可能性を秘めたチップをめぐり、ベンチャー企業が大学准教授と対立する小説さながらの様相を呈している。