【さいたま地裁】草加市 高2男女殺傷事件 16歳少年を少年院送致
埼玉県草加市で9月、高校2年の男女が刺され、男子生徒が死亡した事件で、さいたま家裁(伊藤敏孝裁判長)は20日、殺人と殺人未遂の非行内容で家裁送致された三郷市の少年(16)を初等・中等(第1種)少年院送致の保護処分とすることを決定した。伊藤裁判長は「行為態様は悪質で、結果も重大」と指摘した。一方で、「女子生徒から別れを告げられ、混乱した心理状態の下で、突発的に本件非行に及んだ」などと述べ、「少年院に送致して相当長期間の矯正教育を施すことが相当」とした。