【技術】電子レンジで「チン」、車部品からプラチナ回収…従来の方法に比べ1/200の時間で取り出せる
山形大の遠藤昌敏准教授(分析化学)の研究室と、山形県内の自動車ディーラーでつくる解体会社「県自動車販売店リサイクルセンター」(山形市)は、家庭用の電子レンジを使って、自動車の排ガスを浄化する「自動車用触媒」からプラチナを取り出す方法を開発した。従来の方法と比べ、200分の1の時間で取り出すことができるといい、レアメタル(希少金属)の再利用に向け、「作業の迅速化と低コスト化が期待できる」(遠藤准教授)としている。