【いきもの】御歳92歳の二枚貝から気候変動の歴史を探る、東京大学の研究
東京大学の研究グループが、92年生きている二枚貝の一種ビノスガイから、過去の気候変動の歴史を分析する手法を確立することに成功した。ビノスガイは、東北以北の海に住む二枚貝の一種である。食用にもなるが、あまり美味ではないため人気はない。ただ、どうやらかなり長命の種であるらしく、近年岩手県大槌町で採取されたビノスガイの一個体が、2011年の東北地方太平洋沖地震や、1960年のチリ津波などを経験している、92歳という長寿の個体であることが分かった。