【医療】創薬大国へ強化プラン本年度から始動 遺伝子情報を基に治療法選ぶ「ゲノム医療」推進へ
厚生労働省がまとめた「日本創薬力強化プラン」の全容が30日、分かった。「創薬大国」を実現するため、革新的な新薬を創出する環境整備を進め、国際的競争力を強化するのが狙い。約2人に1人が罹患(りかん)するがんでは、遺伝子情報を基に治療法を選ぶ「ゲノム医療」を推進するため、厚労省はゲノム治療を行う医療機関を「がんゲノム医療中核拠点」に指定するほか、中核拠点が解析したゲノム情報を集約・管理する「がんゲノム情報管理センター」を整備し、治療薬開発にも役立てる。