【考古】1700年前の楽器「口琴」を発見、今でも演奏可能 口にくわえて音を出す、「ルネサンス期の笛のような音色」と研究者
ロシアで発見された古代の口琴(こうきん)が今でも鳴ることが確認され、考古学者らを喜ばせている。口琴は、口にくわえた本体を指などで弾いて音を出す楽器。ロシアの中南部、アルタイ共和国の山岳地帯にある2つの遺跡、チュルトゥコフ・ログ9とチェレムシャンカで、考古学者らが5つの口琴を発掘した。「チェレムシャンカで発見された口琴を、私が自ら演奏してみました」と話すのは、20年以上にわたってこの楽器の研究を続けている、ロシア科学アカデミー極東支部歴史・考古・民族学研究所のアンドレイ・ボロドフスキー教授だ。