【コインチェック】20分間に576億円相当のネム流出 特定のアドレスに送金後、8アドレスに分散送金
約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が取引所大手コインチェック(東京)から流出した問題で、ネムは特定のアドレスに送金された後、八つのアドレスに分散して送金されていたことが30日、関係者への取材で分かった。追跡を遅らせる狙いがあったとみられる。ネット上で確認できる取引記録によると、最初の流出は26日午前0時2分で、同0時21分までの約20分間に被害のほぼ全額に当たる計約576億円相当のネムが特定のアドレスに送金されていたことも判明した。