【憲法9条】自衛官の安保出動拒否、東京高裁が審理差し戻し 「安保関連法、司法の黙認が許されないことを示した」
安全保障関連法に基づく防衛出動は憲法9条違反だとして、茨城県の陸上自衛官の男性が国を相手取って、「存立危機事態」での命令に従う義務がないことの確認を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は1月31日、訴えを却下した東京地裁判決を取り消し、審理を東京地裁に差し戻した。報道によると、杉原則彦裁判長は、「出動命令に従わない場合、刑事罰の懲戒処分を受ける可能性があり、訴えの利益はある」と述べた。