【大分】私立高の無償化枠を拡大 県単独で先行実施 年収350万円未満の全世帯対象
大分県は2018年度から、年収350万円未満の全世帯を対象に私立高校の授業料を実質無償にする。政府は年収590万円未満の世帯を20年度から実質無償化する方針だが、県単独で先行実施する。九州7県では初めての措置。13日に発表した18年度一般会計当初予算案に関連費用1億2673万円を計上した。大分県はこれまで市町村民税の非課税世帯(年収250万円未満)を対象に、国の就学支援金(2万4750円)に県の補助金を上乗せし、私立高校の月平均授業料(約2万7千円)を学校に支給していた。