【暴行】体罰受け17歳主将自殺…大阪・桜宮高元バスケ部顧問に4300万円賠償命令
大阪市立桜宮高バスケットボール部の主将だった男子生徒=当時(17)=が平成24年、体罰を受けて自殺した問題をめぐり、市が遺族に支払った損害賠償金の半額を負担するよう元顧問の男性(52)に求めた訴訟の判決で、大阪地裁は16日、請求通り約4300万円の支払いを命じた。長谷部幸弥(さちや)裁判長は判決理由で、元顧問が今年1月の初弁論に出廷せず、反論する書面の提出などもしなかったため、市側の主張に対して争う意思がないとみなし、請求する損害額も妥当と判断した。