【技術】ノーベル賞級?の高性能消臭剤 京大の多孔性素材実用化へ
京都大の北川進教授らが開発した「多孔性金属錯体(PCP)」を基に、京都の中小企業が高性能の消臭剤を開発した。たばこなど従来は残りがちだった臭いを効率的に除ける。商品化されれば、国内では初めてのPCPの実用化になるとみられる。先端の知見を持つ京大と、長年の販売実績のある中小企業がタッグを組んだ形だ。■新聞記事で中小企業がひらめき
化学薬品メーカーの「大原パラヂウム化学」(京都市上京区)が、PCPの開発によりノーベル賞候補と言われる北川教授の下で研究する樋口雅一助教の協力を得て開発した。