【Muse(ミューズ)細胞】幹細胞で心筋梗塞治療、ウサギで効果確認 岐阜大・東北大
岐阜大学の湊口信也教授と東北大学の出沢真理教授らは6日、「Muse(ミューズ)細胞」と呼ぶ幹細胞を使い、急性心筋梗塞のウサギを治療できたと発表した。病気を起こしたウサギに、別のウサギやヒトから取り出したMuse細胞を点滴で投与した。心機能の回復などの効果が半年以上の長期にわたって確認できたという。Muse細胞は出沢教授らが見つけた幹細胞の一種で、体内の骨髄などにわずかに含まれ、体の様々な細胞に育つ能力があるとされる。