【東京高裁】警察官の偽証認定、違法GPS捜査で一部無罪 裁判長「将来、このような違法捜査を抑制する必要がある」
警視庁がGPS(全地球測位システム)端末を使って捜査した窃盗事件の控訴審判決が22日、東京高裁であった。合田悦三裁判長は一審の法廷で「GPS端末は使っていない」と述べた警察官らの証言を「上司らと意思を通じた虚偽」と認定。令状無しのGPS捜査を違法とした最高裁判決に従ってGPSで収集した証拠を除外した上で、一審で懲役3年とされた被告の男(37)を一部無罪とし、窃盗罪などで改めて懲役2年6カ月を言い渡した。