【厚労省】野村不動産社員は「過労死」 遺族意向受け認める 自殺には言及せず-加藤厚労相
裁量労働制を不当に適用された野村不動産の社員が自殺した問題で、加藤勝信厚生労働相は10日の閣議後記者会見で、「(同社)従業員が過労死し、労災認定された」と認めた。厚労省はこれまで過労自殺の有無について明らかにしていなかったが、5日に遺族から公表に同意するファクスを受け取り、対応を検討していた。厚労相は、「ご遺族のご意向と行政機関個人情報保護法に基づき申し上げられること」として、社員の過労死について、新宿労働基準監督署長が2017年12月26日、労災認定したことを明らかにした。