「海賊版サイト遮断は憲法違反」「全ての人の通信履歴がチェックされる」 法学者らシンポジウムで政府に反対意見
漫画やアニメの違法コピーを掲載している「海賊版サイト」問題で、インターネット接続を遮断する「サイトブロッキング」をするのが適当とした政府の緊急対策について、法学者らでつくる情報法制研究所は22日シンポジウムを開き、参加者らは「通信の秘密を保障した憲法に違反している」と反対意見を述べた。京都大の曽我部真裕教授は冒頭「著作権は大事だが、『検閲』に当たるブロッキングを立法なしで行うことを、立ち止まって考えてほしい」と呼び掛けた。