【平成の穴太衆集結】伝統「穴太衆積み」で石垣復元 滋賀・戦国期の石材も活用
大津市穴太地区の住民らが、同地区が発祥の地とされる伝統の石積み工法「穴太衆積み」で石垣を復元するプロジェクトを、同市穴太1丁目の高穴穂神社で始めた。復元には工法を継承する14代目石匠の粟田純司さん(77)=坂本3丁目=が監修するほか、戦国時代に築城された石垣の石材も使い、本年度末の完成を目指す。プロジェクトは2016年11月に同市伊香立生津(なまづ)町の生津城遺跡から、16世紀中ごろの石垣の基礎部分が見つかったことを機に企画された。