【医療】精神科での身体拘束中や拘束後の死亡、6年間で少なくとも9人
精神科病院での身体拘束中や拘束後に死亡した患者が、2013~18年に少なくとも9人いたと、医師などでつくる「精神科医療の身体拘束を考える会」が発表した。同会代表の長谷川利夫・杏林大教授は「身体拘束でかけがえのない命が失われている。看過できない状況だ」と指摘した。同会は、ニュージーランド人男性が昨年5月、日本の精神科病院で身体拘束を受けた後に死亡したことを受け、医師や弁護士、患者家族らが同年7月に設立し、体験者や家族らの相談を受けてきた。