【年金】働くほど年金が目減りする、在職老齢年金制度 政府が廃止視野に見直し 「高齢者の労働意欲をそぐ」 年金財政悪化も
現役並みの所得がある高齢者の年金支給を減額する在職老齢年金制度について、政府が制度の廃止も視野に見直しを行うことが17日、分かった。2020年の通常国会で厚生年金保険法など関連法の改正を目指す。少子高齢化により生産年齢人口の減少が予想される中、政府は健康な高齢者に働き続けて社会の支え手になってもらおうと考えており、高齢者の労働意欲をそぐとの指摘がある同制度について抜本的に見直す。