【熊本】ブロック塀下敷き、熊本地震でも 被害者「悲しい思い」
熊本地震で倒壊したブロック塀の下敷きとなって死亡した熊本市の坂本龍也さん(当時29)の遺族らが、塀の所有者に計約6800万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、熊本地裁(小野寺優子裁判長)であった。被告側は請求棄却を求める方針を示した。訴状などによると、2016年4月14日、熊本県益城町で高さ約2メートルの擁壁の上にあった高さ約2・15メートルのブロック塀が根元から倒れ、近くにいた坂本さんと同町の本村春子さん(59)が下敷きになった。