【長野】珍味「ざざ虫」 遺伝子解析の結果、インドや南米つながっていた「ゴンドワナ大陸」起源か 「信州なじみの郷土食材のルーツ」
幼虫が伊那谷の珍味として知られる「ざざ虫」の代表種「ヒゲナガカワトビケラ」の起源は、数億年前に南極とアフリカ、南米、インド、オーストラリアがつながっていた「ゴンドワナ大陸」の可能性があることが、信州大大学院出身の斎藤梨絵・福島県環境創造センター研究員(29)らの研究で分かった。研究を指導した信大の東城幸治教授(47)=進化生物学=は「信州なじみの郷土食材のルーツが解明されていけば興味深い」としている。