【科学】日本人のルーツ、ゲノムで探る 遺伝研が新プロジェクト 現代日本人・縄文人・弥生人のゲノム解析、海外のサンプルとも比較
私たちの祖先はどこから来て、どういう過程をへて今の「日本人」になったのか――。国立遺伝学研究所などが10日、現代人と古代人のゲノム(遺伝情報)解析・比較を通じて明らかにする新プロジェクトについて発表した。日本人のルーツに関しては、1万数千年前に始まる縄文時代と、3千年前ごろに始まるとされる弥生時代の2回にわたり、日本列島の外から人々が渡来し、混ざり合って今の日本人ができあがったとの説が有力だが、決定的な証拠はない。